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史学科のヨーロッパ中世史ゼミが体験型の展覧会「パリ?ノートルダム大聖堂展」を見学
中世ヨーロッパの歴史を学ぶ史学科の印出ゼミでは2月22日、学外研修として日本科学未来館で行われた「パリ?ノートルダム大聖堂展」を見学しました。
フランスの国宝的建築物のひとつであるノートルダム聖堂の火災は悲劇的な出来事でしたが、フランス政府はこれを機に建物の大規模な修理と徹底的な調査を実施し、この度その成果を、ユニークな手法を駆使して世界各地で発表しました。
以下、参加した学生の感想です。
「『HistoPad』というタブレットを用いた展示は、文化財などを目の前で観察できる通常の展示とひと味違った身近さがあり、新鮮で興味深かった。建造当時の様子と現在の様子を何度も見比べたり、気になった部分の説明をじっくり読んだりすることができ、落ち着いて観覧できた点も良かった。」
「一般的な美術展は、定められた順路に沿って順番に作品を鑑賞していきますが、本展では順路は存在せず、配布タブレットで好きなコードを読み込めば好きな場所で作品を鑑賞できます。また、会場内にはフォトスポットがあることに加え、タブレットで学ぶと獲得出来る欠片を一定数集めるとステンドグラスが完成し画像で賞状が貰えるなど主体的に参加しやすい環境が整えられており、世代を問わず聖堂の歴史をリアルに楽しく学べる新しい形の美術展が誕生したのだと驚きました。展示の情報量も多く、たくさんのことを学ぶことができました。」
(史学科教授 印出忠夫)
