コード EH03-01
授業科目 社会調査実習3
副題 (フィールドワークを実践しよう)
副専攻
特記事項
担当者 石井 洋子
単位 4
期?曜時 通年 金2
対象学年 3?4年

学習目標
 「日本の伝統的技術の継承」というテーマを掲げ、関係資料の収集と読み込み、統計データの分析、予備調査および調査の申し入れ、挨拶、必要機材の準備を経て、フィールドワーク(インタビュー調査や参与観察など)を実施する。それらを通して、文化人類学の調査に必要な手法と、社会調査実施における倫理観を体得していく。
授業概要
 文化人類学の主要な方法である質的調査の実践として、自分の足で出向き、自分の目で見て考えるフィールドワークを体験する。まずは、受講生同士および教員とのディスカッションを通じて調査イメージを固めていく。日本の伝統的技術が継承されている場所を具体的に調べると同時に、調査内容と調査地を設定する。そして、調査の受け入れ交渉を行い、調査に必要な機材の検討や滞在先の確保を行う。そうした作業と同時並行して、そのものの歴史や行政にかかわる事項を下調べし、調査時に使用するアンケートの質問項目について熟考を重ねる。具体的な調査地は学生との相談で決定するが、前期中の調査日は6月1日(土)、6月29日(土)を確保したい。
 後期は、前期の調査内容の整理と共に、追加調査を実施した後、調査データの整理と内容分析を行う。文献調査による基礎的データの読み込みをつづけ、取得したデータとの整合性を確認すると同時に、論点を整理する。最終的には、報告書の執筆および調査成果の口頭発表を行う。
テキスト
 特になし。
参考文献?課題図書
 フィールドワークのテーマに応じて、授業中に指示する。
受講生への要望
 フィールドワークは、一人一人の明瞭な意識と積極的な行動力によって、はじめて成立します。受講生との話し合いによっては、数日間の宿泊が必要となる場合もあるので、調査をやり遂げる意志のある人のみ、参加してほしい。調査は、全員参加が必須なので、直近の予定として前述日程の全日の予定を空けておいて欲しい。また、インタビューの方法を具体的に学ぶ「質的調査法2」を受講するのが望ましい。なお、フィールドワークにかかる経費(調査対象者への謝礼費、共同で使用する資料費ほか)を事前に徴収します(3千円程度)。それ以外、調査地への交通費や施設入場料等も自己負担となります。
評価方法
 総合的評価を行う。
授業計画
1.イントロダクション
2.調査の企画と設計
3.準備
4.予備調査
5.準備①
6.準備②
7.第一回 フィールドワーク
8.準備①
9.準備②
10.第二回 フィールドワーク
11.準備①
12.準備②
13.第三回 フィールドワーク
14.調査のまとめ、ディスカッション
15.予備日
16.後期のイントロダクション
17.準備①
18.準備②
19.追加のフィールドワーク
20.分析?ディスカッション①
21.分析?ディスカッション②
22.分析?ディスカッション③
23.報告書作り①
24.報告書作り②
25.報告書作り③
26.報告書作り④
27.報告書作り⑤
28.製本、礼状作り、発送
29.実習の発表会の準備
30.実習の発表会
自由記述欄
 

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