コード CB75-01
授業科目 近代文学英皇娱乐Ⅴ
副題 (心霊の文化誌)
副専攻 C1
特記事項
担当者 一柳 廣孝
単位 2
期?曜時 前期 木2
対象学年 2?3?4年

学習目標
 明治期以降に大きく変容した日本の霊認識のありようについて理解し、現代の霊をめぐる文化の諸相について理解を深めること。
授業概要
 明治期以降に大きく変容した霊認識の変遷を確認したうえで、1970年代のオカルトブームを焦点化してその影響範囲を見定め、現代の霊性文化の諸相について論じる予定である。
テキスト
 特になし。
参考文献?課題図書
 三浦清宏『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊英皇娱乐から超心理学へ』(08、講談社)
一柳廣孝?吉田司雄編「ナイトメア叢書」シリーズ(06~12、青弓社)
一柳廣孝編『心霊写真は語る』(04、青弓社)
一柳廣孝編『オカルトの帝国 1970年代の日本を読む』(06、青弓社)
吉田司雄編『オカルトの惑星 1980年代、もう一つの世界地図』(09、青弓社)
島薗進『精神世界のゆくえ 現代世界と新霊性運動』(96、東京堂出版)
島薗進『スピリチュアリティの興隆 新霊性文化とその周辺』(07、岩波書店)ほか。
受講生への要望
 現代は霊に対する考え方がさまざまに交錯し、わかりにくくなっている。本講義が、現代文化における「霊」のありようについて考察する一助になることを希望する。
評価方法
 試験70%。出席点30%。授業時にレポートを書いてもらう場合があるが、その際は試験点にレポート点を組み込む。
授業計画
1.授業概要の説明
2.近代日本の成立と「霊」の撲滅
3.近代スピリチュアリズムの誕生とその展開
4.日本への衝撃(1) こっくりさんの流行
5.日本への衝撃(2) 千里眼事件
6.日本への衝撃(3) 怪談の変容
7.1970年代 オカルトブームの到来
8.心霊写真とは何か
9.こっくりさんの復活
10.心霊マンガのジャンル形成
11.1974年の超能力論争
12.オカルトから精神世界へ
13.ホラージャパネスクの現在
14.スピリチュアルブームと霊性文化
15.まとめ、および試験
自由記述欄
 

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