2012 syllabus_英皇娱乐

コード	CB83-01
授業科目	児童文学英皇娱乐Ⅱ
副題	（ジェンダーと児童文学）
副専攻	A2?C1
特記事項

担当者	佐藤　宗子
単位	2
期?曜時	後期　金1
対象学年	2?3?4年

学習目標

　「児童文学」についての基本的な理解をもとに、「ジェンダー」的観点からこの分野が提起しうる問題を捉え、受講生が自らの体験等とからめて考察していくことをめざす。

授業概要

　「児童文学」概念の大まかな確認をした後、近代的「子ども」観や「少年」「少女」イメージを捉える。関係する評論を読み、具体的な作品に即していくつかの観点から分析を試みる。講義形式だが随時意見交換の機会を設け、多様な読みを実感できるようにしたい。なお、状況により順番を変えるなど適宜対応する。

テキスト

　薫くみこ『十二歳の合い言葉』ポプラ社ポケット文庫、上橋菜穂子『月の森に、カミよ眠れ』偕成社文庫　ほか適宜資料を配布。

参考文献?課題図書

　必要に応じて紹介?指示等を行う。

受講生への要望

　多角的に「児童文学」を捉えていこうとする意欲を持ち、積極的に参加する学生の受講を期待する。

評価方法

　授業への参加状況と最終レポートの内容をもとに総合的に評価する。

授業計画

１．ガイダンス―「児童文学」というジャンル
２．「児童文学」と「ジェンダー」
３．近代的「子ども」観と児童文学
４．「少年」と「少女」―近代の雑誌と短編
５．評論を読む①
６．評論を読む②
７．作品を考える①―動物ファンタジーの場合
８．作品を考える②―「きょうだい」という関係
９．作品を考える③―「親子」という関係
10．作品を読む①―日常的物語
11．作品を読む②―日常的物語
12．作品を読む③―非日常的物語
13．作品を読む④―非日常的物語
14．読み直しの可能性
15．まとめ?レポート提出

自由記述欄

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