コード CF11-01
系列 系列:日本語教育学
授業科目 日本語教授法Ⅰ
副題 (開発教育としての日本語教育)
副専攻
担当者 吉田 一彦
単位 4
期?曜時 通年 金4
対象学年 2?3?4年
特記事項

学習目標
 (1)日本語を学ぶ外国人の立場や置かれている状況の理解から始め、(2)代表的な日本語教科書を調べることを通して多くの日本人にとって母語である日本語を意識的に捉えなおし、(3)日本語教育の基礎的な事項全般について理解を深める。
授業概要
 異なる言語を話す人に、これまで半ば無意識に習得し使用してきた日本語を伝授する、という日本語教育の独自性をよく理解し、独創性のある教授者として専門的な活動を開始するのに不可欠な知識と技能、思考法と問題解決能力、そして、学習者支援方法を、教室内外でのタスク実施により身につけていく。
テキスト
 ①東海大学留学生センター編『日本語教育法概論』(東海大学出版会)、②伊藤嘉一著『英語教授法のすべて』(大修館書店)
参考文献?課題図書
 参考文献は、適宜、配布したり、紹介したりする。
 課題図書:松井やより『市民と援助』(岩波新書赤版133)
受講生への要望
 課題図書を読み、「開発教育」とは何か説明できるように準備して最初の授業に来てください。(絶版だが、図書館等にあるし、インターネットなどで古書を見つけることも容易。)
評価方法
 出席、小テスト、提出物、期末試験を総合的に評価する。
授業計画
1.ガイダンスと学習活動のねらい?方法についての補足説明
2.外国語学習の目的と日本語(1):言語教育と開発教育
3.外国語学習の目的と日本語(2):外国語学習経験を振り返る
4.海外における日本語教育事情の概観
5.国語教育と英語教育と日本語教育
6.第二言語習得理論と日本語教育(1):歴史的変遷
7.第二言語習得理論と日本語教育(2):理論と実践の間
8.外国語学習の動機付けと学習ストラテジー
9.学習成功者の英皇娱乐から学べること、そして、学習の効率化
10.学習する主体である学習者、そして、心理と記憶の問題
11.学習対象としての日本語の位置づけ(1):世界の中の日本語
12.学習対象としての日本語の位置づけ(2):言語としての特徴
13.日本語教育の領域と関連分野の整理
14.言語コミュニケーション技能の種類と教室活動
15.学習段階(到達レベル)と教室活動
16.学習目的と教室活動(1):ニーズと目的
17.学習目的と教室活動(2):カリキュラムデザイン
18.学習活動の評価?テスト方法
19.日本語教師の仕事:教室の外と中
20.日本語教育の教材Ⅰ(初級用教科書)
21.日本語教育の教材Ⅱ(中級用教科書)
22.日本語教育の教材Ⅲ(上級用教科書)
23.日本語教育の教材Ⅳ(視聴覚教材)
24.日本語教育の教材Ⅴ(補助教材?教具)
25.日本語教育の教材Ⅵ(実物の使用と実際的な言語使用)
26.技能別学習方法と教材(1):話すことと聞くことのために
27.技能別学習方法と教材(2):読むことと書くことのために
28.学習者の観察とそこから学ぶべきこと(1)
29.学習者の観察とそこから学ぶべきこと(2)
30.まとめの活動
自由記述欄

Copyrights 2009 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.

■BACK ■検索システムへ ■TOPへ