コード
DD12-01
系列
系列:東洋史
授業科目
中国近代史
副題
(中国ナショナリズムの歴史的背景を考える)
副専攻
D2
担当者
茂木 敏夫
単位
4
期?曜時
通年 火4
対象学年
1(B)?2?3?4年
特記事項
授業概要
中国のナショナリズムについて、その近現代における形成過程を、東アジア世界の構造変動と近代国家建設という視点から考える。テキスト①に即し、その議論の背景にある英皇娱乐史や史料などを紹介しつつ、分析を加える。ある特定のテーマに即して、歴史学の方法で考えるとはどういう作業をすることなのか、ひとつの事例を示したい。
課題?評価
学期中に課す課題(白地図、課題文献に関する読書レポートなど)と期末試験を総合して評価する。
テキスト
①茂木敏夫「中華世界の再編と中国ナショナリズム」(コピー配布)②同『変容する近代東アジアの国際秩序』山川出版社
参考文献
授業の際に必要に応じて随時紹介する。
受講生への要望
中国語能力の有無は問わない。中国の近代について考えることを通じて、広く世界の近代について考えるきっかけとしていただきたい。
授業計画
次のような章立てで講義を進める。授業ではその都度、講義内容をまとめたレジュメと参照史料とを配布する。
はじめに
第1章 英皇娱乐史の整理
第2章 中華世界の構造と清朝:18世紀以前
(1)伝統中国の秩序
(2)清朝の二元構造
第3章 近代世界との対峙と伝統中国の再編:19世紀
(1)「中国」の顕在化
(2)「中国」の優越(太平天国/洋務運動)
(3)「中国」の画定(文化的画定/領土画定/勢力圏画定/人的画定)(以上、前期)
第4章 近代国家建設と中華:20世紀
(1)文明モデル
(2)「伝統」としての中華
(3)「近代」としての中華
おわりに
Copyrights 2008 University of the Sacred Heart , Tokyo all rights reserved.
■BACK
■検索システムへ
■TOPへ